「水と共に生きる」という想いを抱き続けて。
大盛工業の歩みは、下水道の発展の歴史。
大盛工業の大きな転機となったのは1964(昭和39)年の東京オリンピック。高度経済成長の中で東京の河川は痛々しく汚染され、その光景に私たちは愕然としたのでした。下水道事業を通じて衛生的な大都会の発展を支えようと誕生したのが大盛工業です。
以来、創業当初の環境への想いをそのままに、東京の地下を知り尽くして獲得した高い技術と信頼で、住みやすい都市づくりに貢献しています。
東京の上・下水道を支えて半世紀
高度経済成長期の繁栄の中で次第に水質が悪化していった東京の河川。痛々しく汚された川を前に、大盛工業は下水道事業を通じて美しく衛生的な大都市作りに貢献しようと誕生しました。その後、上水道事業にも参入し、以来50年を超えて東京の水道事業も幅広く支えてきました。
現在、東京都区部の上・下水道普及率は100%になりましたが、一方、大規模地震の発生確率の増加に対する耐震対策、異常気象の頻発や豪雨が、局地化・集中化・激甚化して発生することに対する集中豪雨対策が喫緊の課題であり、また、さらに、上・下水道設備のキャパシティ不足や設備の老朽化に伴い、上・下水道事業は再構築しなければならない局面を迎えています。
私たち大盛工業は、会社設立以来、東京の地下工事で培ってきた技術で、上・下水道の再構築に向けて、事業を進めています。
上・下水道の再構築を支える技術
大都会東京の地下には、上・下水道だけではなく、電気・ガス・通信と様々な設備が縦横無尽に走っています。しかも、地上では人々が日々の生活を送っています。こうした状況で上・下水道の整備を進めるには、街やそこに住む人などの社会環境にできるだけ負荷の少ない方法で、かつ正確でスピーディな工事施工が強く求められます。
大盛工業では安全で高精度なトンネル掘削を可能にする「シールド工法」、工期短縮や現場の安全と美観に配慮できる独自開発の「OLY工法」、起伏のある既設管の中に、安全に短期間で新設の配管ができる「ピカルス工法」を始め、あらゆる状況に対応できる各種工法を導入し、上・下水道工事を施工しています。
私たちには、要求基準の高い東京の地下工事に長年携わることで獲得した高い技術、そして信頼があります。
ピカルス工法(パイプ・イン・パイプ工法)
ピカルス工法とは、バッテリー機関車及び管運搬接続台車を利用し、起伏のある既設管の中に、安全に短期間で新設の配管ができる画期的な工法です。当社はこの技術を開発し、特許を取得しております。